日本サッカー代表の商標の2つの不思議

日本サッカー代表と商標と何が関係あるのか?

ワールドカップロシア大会のアジア地区最終予選の大一番を控え、何気なく、インターネットで日本サッカー代表の情報を見ていましたところ、ふとした疑問が生じました。

ユニフォームの左胸あたりにあるロゴマークに描かれた黒い物体は?

ウィキペディアで調べてみたところ、日本神話に出てくる「八咫烏(やたがらす)」とか、中国古典の「三足鳥」とかいうことが書かれていました。
色々とウンチクが記載されていましたが、要は3本足のカラスなんでしょうかね。

サッカーは、そんなに詳しくありませんが、日本代表の試合をそこそこは観ていて、このロゴマークも見たことはあったのですが、あまり気にしないでいましたが、「カラス」ということに少しビックリしました。

「SAMURAI BLUE」の商標はどうなった?

さらに続けて、公益財団法人日本サッカー協会のホームページを見てみると、2006年1月に日本代表の愛称を「SAMURAI BLUE」に決定と書かれています。

商標「SAMURAI BLUE」に関連して、「SAMURAI BLUE 2006」という商標が財団法人日本サッカー協会によって2005年9月に商標登録出願され、2006年8月に商標登録されています。

そして、2016年7月に公益財団法人日本サッカー協会が「SAMURAI BLUE」を商標登録出願し、一方、財団法人日本サッカー協会の「SAMURAI BLUE 2006」という登録商標は、更新されずに2016年8月に商標権が失効しています。

公益財団法人日本サッカー協会の商標「SAMURAI BLUE」ですが、今のところ、商標登録できていません。
公益財団法人日本サッカー協会よりも先に出願された同一又は類似の他人の商標が存在するというのが、いまだ商標登録できていない理由のようです。

確かに、2016年5月に、とある個人が「Samurai Blue」という商標を出願しています。
この個人の商標出願は、今のところ、特許庁の審査の結果、商標登録はできなさそうです。
そのため、もし公益財団法人日本サッカー協会の商標「SAMURAI BLUE」が、この個人の商標出願があったために、商標登録できていなかったのであれば、公益財団法人日本サッカー協会としては、事なきを得たといえるかもしれません。
公益財団法人日本サッカー協会の「SAMURAI BLUE」の商標出願が遅過ぎたのかもしれませんね。

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