「この商標、商標登録できますか?」
というご質問を受けることがよくあります。
私の場合、
「はい。できます。」
とも
「いいえ。できません。」
とも答えません。
まず、その商標と似たような商標が登録されているとか、出願されているか等を調べてみないとわからない、というのもあるのですが。
仮に、調べたとしても、「商標登録できる」とか「商標登録できない」という断定的なお答えはしません。
専門家ならハッキリ答えろ、とのご意見もありそうですが...
もちろん、頭の中では「絶対いける」とか「100%ムリ」という場合もありますが。
逆に、専門家だから、断定的なお答えはしないのです。
なぜか?
商標登録をするとかしないとかの判断は、特許庁の審査官が行います。
一応、特許庁の「商標審査基準」というのに則って審査をしているのですが、審査官も人間ですからね。
たくさんの審査例を見ていると、たまにビックリするような審査もあります。
「なんでこれが商標登録されるのか?」みたいなヤツです。
なので、とても断言はできないのです。
これは特許でも同じですね。